トヨタ財団 国際助成プログラム
日韓基礎教育共同プロジェクト

学びあい交流会

日韓識字強化のためのシンポジウム 記録動画

2年間の本プロジェクトの総決算として、2019年9月27日にソウルで開催された日韓識字教育教化のためのシンポジウムの記録動画です。会場の世宗文化ホールには、韓国から500名、日本からは25名が集いました。この場で、日韓識字学習者共同宣言が採択されました。

日韓識字学習者共同宣言 パンフレット

日韓識字学習者共同宣言のパンフレットです。
経緯、3ヶ国語の宣言文がまとめられています。
右下のボタンからダウンロードできます。A5判・40頁
 


 

<目次>
  はじめに

  日韓識字学習者共同宣言(日本語)
  日韓識字学習者共同宣言(韓国語)
  日韓識字学習者共同宣言(英語)
  日韓識字学習者共同宣言の誕生

  参考ウェブサイト

 

日韓識字学習者共同宣言づくりワークショップ 韓国側作成版(約2分間) 作成:キム・クァンホ 

3日分の交流をまとめたダイジェスト版(約2分)です。ぜひ、ごらんください。
空港到着、教室見学、懇親会、ワークショップの様子が生き生きと伝わってきます。
 

日韓識字学習者共同宣言の採択・発表

2019年3月に日韓の学習者が福岡に集い、生い立ちや想いを語りあいました。
そこで語られた言葉をもとに文案が作成され、2019年9月にソウルで発表・採択されました。
会場の世宗文化ホールには、韓国からは500名、日本からも25名が集いました。
 
当日は3部構成でした。
第1部は、学習者による舞台発表。韓国の識字の現場では、自己表現を大事にします。
今回も詩の朗読、演劇、合唱などの発表がありました。感動、涙、笑いに包まれました。
第2部は、国際シンポジウム。国会議員や教育行政関係者、研究者が登壇しました。
第3部は、宣言文の発表。日韓の学習者代表がステージに立ち、宣言文を読み上げると、
会場もそれを応えるかたちで唱和しました。
 

 
日韓の学習者の想いと願いがつまった文章です。ぜひ、お読みいただき、拡げてください。
日本語版は次の記事で投稿します。韓国語版と英語版はこちらからダウンロードできます。

第3回学びあい交流会 学習者による共同宣言文づくりワークショップ

2019年3月27日~29日にかけて、「日韓基礎教育・識字学習者による共同宣言づくりワークショップ」を福岡で開催しました。

今回の交流は、学習者による共同宣言づくりにむけたワークショップです。

韓国から31名、日本からは北海道から沖縄まで33名の参加がありました(うち学習者は日韓合計17名)。

関係者のご協力のおかげで、言葉の壁を超えて対話にあふれる3日間となりました。

宣言文は今年9月末に韓国で開催される最終シンポジウムで発表されます。

 

 

 

初日は「よみかき教室ふくおか」の教室訪問からスタート。とても心のこもったおもてなしでした。

恒例の校歌合唱とラジオ体操の後、
栗山俊之さんによる「東日本大震災とボランティア」の模擬授業、教室で学ぶ3名の学習者による体験発表がありました。

「アリラン」「コヒャンエポム(故郷の春)」「ふるさと」の三曲をみんなで歌いました。

 

2日目の終日と3日目午前中にかけては、福岡大学セミナーハウスで、4班にわかれてのグループワークでした。

各班に通訳を配置し、ファシリテーターと記録係は日韓1名ずつお願いし、引率の方も一緒に入ってもらいました。

①生い立ち、教室に来るきっかけ
②自分の変化
③要望、改善してほしい点

最後に「私にとって識字とは?」を大きく紙に書いてもらい発表会を行いました。

 

 

 

会場駐車場の桜の下でお花見弁当。福祉作業所にお願いしたお弁当は味も栄養のバランスもよかったです。

「よみかき教室ふくおか」の学習者さんからキムチの差入もいただきました。

ブルーシートも「よみかき教室」からお借りしました。本当にありがとうございます。

懇親会は地元産の海の幸でした。美味しい料理に美味しいお酒。出会いと対話にあふれた時間になりました。

リレートークはじっくりとみんなで話に耳を傾けました。

 

 

第2回 学びあい交流事業 日本側参加者

<順不同・敬称略>

 

上杉孝實(基礎教育保障学会 学会長)

大安喜一(ユネスコ・アジア文化センター)

金侖貞(首都大学東京)

坂本旬(法政大学)

新矢麻紀子(大阪産業大学)

添田祥史(福岡大学)

棚田洋平(部落解放・人権研究所)

長岡智寿子(日本女子大学)

肥後耕生(豊岡短期大学)

関本保孝(基礎教育保障学会事務局長/元夜間中学教諭/えんぴつの会)

木村政伸(よみかき教室ふくおか代表/九州大学)

城戸順子(よみかき教室ふくおか スタッフ)

西井えりな(よみかき教室ふくおか スタッフ)

Aさん(よみかき教室ふくおか 学習者)

Bさん(よみかき教室ふくおか 学習者)

Cさん(よみかき教室ふくおか 学習者)

横井敏郎(北海道大学)

横関理恵(北海道大学大学院)

前川智美(トヨタ財団)

 

第2回学びあい交流事業を実施しました。2018年9月17日(月)~19日(水)

日韓基礎教育プロジェクト(トヨタ財団助成)の学びあい交流事業が無事に終わりました。昨年12月の大阪に続いて二回目です。今回は日本から合計19名で訪韓しました。来年3月の福岡での日韓基礎教育宣言づくりワークショップを見越して、「よみかき教室ふくおか」から学習者3名とスタッフ3名も参加してもらいました。

韓国側のみなさんの丁寧かつ心のこもった準備のおかげで、教室訪問2ヶ所、日韓合同プロジェクト会議、実務会議、研究者や政府関係者も交えての合同学習会、学習発表会とたいへん充実した内容でした。学習者同士の交流もあり、「来年、福岡でお待ちしてます」とお別れしました。

写真は、全国文解・基礎教育協議会主催の学習発表会「識字ひろば2018~文解、わたしを踊らせる~」を見学した際の集合写真。文解とは、識字のことですが、文化を読み解き、文化を解放するという意味が込められています。年一度、韓国全土から文解(識字)教室が集います。その人数に驚き、発表に感動しっぱなしでした。

 

42133604_884708721718344_8710477264388620288_n 42221056_884708751718341_1599662244432445440_n

第1回学びあい交流事業を実施しました。2017年12月1日~3日 大阪

日韓の学びあい交流事業の第1回目が開催されました。韓国から8名が来日し、
全国夜間中学校研究大会を視察しました(学校見学含む)。
日本の実践者と研究者と交流を行いました。
 
    キム・インスクさん (全国文解基礎教育協議会代表)
    ムン・ジョンソクさん(青い人々代表、前全国文解基礎教育協議会会長)
    チェ・ジョンボクさん(古康総合社会福祉館館長)
    アン・ジンヒョンさん(サムソン実業学校校長)
    パク・ヨンドさん  (全国夜学協議会会長)
    ジョン・ウンギョンさん(韓国文解教育協会会長)
    チョン・ソンホさん (全国夜学協議会教育研究院院長)
    キム・ソヨンさん  (全国文解基礎教育協議会事務局幹事)
 

 
【2017年12月1日 (金)】
        終日 大会参加 夜間は学校見学
 
【2017年12月2日 (土)】
        午前~16:00  全国夜間中学校研究大会参加
        16:30~18:30 日韓合同学習会 テーマ「教育機会確保法の成立過程と意義」
                                        講師:関本保孝さん(えんぴつの会/元公立夜間中学校教諭)
                                        講師:庄司匠さん(夜間中学と教育を考える会)
        19:00~21:00 懇親会 会費5000円(予定)大地の恵み大阪東堺店
 
【2017年12月3日(日) 】
        9:00~12:00  日韓合同プロジェクト会議